「上履き(上靴)」は同じ意味です。におい・黄ばみ・カビは原因が異なるため、温度・時間・洗剤のレシピを使い分けると早く落ちます。
ここでは40℃のつけ置き、酸素系漂白剤(粉末/液体)、中性洗剤の役割を整理し、乾かし方と安全NGまでまとめました。
目次
まず結論:原因別レシピ早見(保存版)
スクロールできます
症状 | 温度 | 洗剤 | つけ置き時間 | こすり方 | 仕上げ |
---|---|---|---|---|---|
におい/生乾き臭 | 約40℃のぬるま湯 | 酸素系(粉末推奨)と中性洗剤 | 30〜60分(最長2時間以内) | 中から外へやわらかいブラシ | 十分にすすいでから陰干し |
黄ばみ/黒ずみ | 約40℃ | 酸素系(規定量) | 〜1時間 | 中から外へブラシ | すすぎ後に陰干し |
カビ | ぬるま湯(約40℃) | 酸素系(色物はテスト) | 30〜60分 | 乾いたままこすらず、水で湿らせてから洗う | 完全乾燥(中敷も) |
ポイント:粉末の酸素系漂白剤はつけ置きに向きます。必ず製品ラベルの規定量と最大時間を守り、換気を行ってください。
汚れとにおいの原因(なぜこの手順?)
- におい/生乾き臭:汗や皮脂に湿気が重なり雑菌が増殖。40℃のつけ置きと酸素系漂白剤で酸化分解し、完全乾燥で再発を抑えます。
- 黄ばみ:汚れや洗剤残りの酸化・変色。規定量と十分なすすぎが鍵です。
- カビ:湿気滞留と乾燥不足。つけ置きのあとに乾燥で根本対処します。
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基本の洗い方(流れ)
- 下準備:中敷を外し、砂やホコリを軽く落とします。色物は目立たない所でテストします。
- つけ置き:約40℃のぬるま湯に、中性洗剤(汚れ用)または酸素系(におい・黄ばみ用)を規定量で溶かし、〜1時間を目安につけます。
- こすり洗い:やわらかいブラシで中から外へ汚れをかき出します。中敷は念入りに。
- すすぎ:洗剤が残らないよう、泡が消えるまでしっかりすすぎます(残留は変色やにおい戻りの原因)。
- 乾燥:陰干しと送風で完全に乾かします。直射日光や高温風は避けます。
※熱湯や長時間放置は色落ちや劣化の原因です。製品ラベルの指示を最優先してください。
目的別ディープレシピ(分量・時間の目安)
A:におい/生乾き臭が強い
- 粉末の酸素系漂白剤(規定量)を約40℃の水に溶かします。
- 30〜60分つけます(最長2時間以内)。
- 中性洗剤で軽くこすり、よくすすいでから陰干しします。
“におい戻り”を防ぐには乾燥を最優先。中敷は別干しにします。
B:黄ばみ/黒ずみ
- 予洗いで粗い汚れを落とします。
- 酸素系(規定量)を40℃で溶かし、〜1時間つけます。
- 中から外へブラシ洗いし、十分にすすいでから陰干しします。
洗剤量の入れ過ぎやすすぎ不足は黄ばみの原因です。必ず表示どおりに扱います。
C:カビが気になる
- 乾いたままこすらないでください(胞子飛散防止)。
- 水で全体を湿らせ、酸素系を40℃で溶かして30〜60分つけます。
- やさしくこすり、よくすすいでから完全乾燥させます。
色物は必ず目立たない場所でテストしてから行ってください。
安全NG集(必読)
混ぜるのは危険
- 塩素系漂白剤と酸性洗剤の併用は有毒ガスが発生します。
- 同時使用や連続使用、密閉空間での使用は避けます。
- 換気、手袋着用、ラベル遵守を徹底します。
高温・直射・長時間は避ける
- 熱湯や高温風は色落ちや接着剤の劣化につながります。
- 直射日光は黄ばみや硬化の原因になることがあります。
- つけ置きの最大時間は超えないようにします。
色物・プリント靴の注意
- 必ず目立たない所でテストします。
- 退色の兆候があればすぐに中止します。
- 基本は中性洗剤を中心に、やさしく洗います。
乾かし方の最短ルート(におい戻りを防ぐ)
- 中敷を外す(別干し)。
- タオルで水分を押さえて吸い取る(入れ替えながら数回)。
- 陰干しし、送風(サーキュレーターや扇風機)で乾燥を加速する。
- 完全に乾いたら中敷を戻す。
乾燥が不十分だと生乾き臭が再発します。指で触れて冷たさや湿りがないか確認しましょう。
よくあるQ&A
洗濯機で洗ってもよいですか?
基本は手洗い推奨です。洗濯機を使う場合は、予洗いしてからネットに入れ、短時間で洗って陰干しします。靴や機種の仕様によってはNGです。
オキシ漬けの温度と時間は?
目安は約40℃で30〜60分、長くても2時間以内です。製品ラベルの規定量と時間を守ってください。
重曹だけで消臭できますか?
軽度なら効果を感じる場合もありますが、繊維内部まで対応するには酸素系漂白剤による40℃のつけ置きと完全乾燥の組み合わせが安定します。
においがすぐ戻ります
すすぎ不足や乾燥不足のことが多いです。乾かし方を見直し、必要に応じて中敷のローテ(洗い替え)も検討してください。
関連記事(次のアクション)
※本記事は一般的なガイドです。各洗剤や靴の取扱表示を確認し、目立たない場所でテストしてください。混ぜ合わせは避け、換気や手袋の着用など安全対策を徹底し、異常を感じたら直ちに中止してください。